📍2025年8月2日~2026年2月1日
ニース県立アジア美術館
【展覧会】SUMŌ — 絶対のバランス

フランス初となる本格的な相撲展が、ニースの県立アジア美術館にて開催されています。
この展覧会では、スポーツであり、儀式であり、生き方でもあるこの日本の伝統を、多角的かつ芸術的に紹介します。

キュレーション: アドリアン・ボサール(同館館長・文化財修復士)

⚖️ バランスと規律の世界へ

霊性、肉体的鍛錬、大衆文化——これらの交差点に位置する日本の相撲は、その激しさと厳格さで世界中の人々を魅了してきました。

本展では、「バランス(均衡)」という概念を中心に据え、力士(rikishi)が追い求める身体的・精神的・社会的な調和の道のりを通して、相撲の本質に迫ります。

🎨 2人のアーティスト、2つの視点

展覧会の中心には、2人のアーティストによる作品が展示されています。

フィリップ・マリニグ(フランス人写真家)
 18年間にわたる東京の相撲部屋での密着取材から生まれた、80点の写真作品を紹介。ステレオタイプとは異なる、力士たちの日常に潜む静けさと人間性を捉えます。

木下大門(日本の現代浮世絵作家)
 伝統的な浮世絵の技法を再解釈した40点の作品を展示。グラフィックとしての力強さと、現代力士への繊細なまなざしが融合した作風が特徴です。

🗂 展覧会の構成

力士の暮らし:厳しい稽古、階級制度、儀式的な食事、共同生活など、知られざる日常に迫る

取組と本場所:年6回開催される本場所、その裏にある儀礼と伝統、そしてモダニティとの葛藤

芸術史における相撲:明治時代の初期写真から江戸時代の浮世絵まで、相撲はビジュアル文化の主要モチーフとして描かれてきた

スター力士たち:第72代横綱・稀勢の里に代表されるカリスマ力士、テレビ放映、関連グッズなど、国民的アイコンとしての相撲

🏺 貴重な作品と特別展示

写真、版画、儀式用具、映像資料など、150点を超える展示品

特別協力:ケ・ブランリ美術館(ジャック・シラク)、サン・レミ美術館(ランス)、コート・ダジュール大学、個人コレクション

ジャック・シラク元大統領へのオマージュ:相撲への深い愛情で知られる彼が日本で受け取った外交贈呈品の一部も特別公開

初公開:スモール版ながらスーラージュの花瓶が、相撲のトロフィーとして用いられた実例を展示

Musée des arts asiatiques | 405, Promenade des Anglais, 06200 Nice

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